長崎新幹線 在来線に変化
あれだけ言っていたのに、ようやっとそんな思いで16、17日の各新聞社の記事を読みました。在来線経営分離せず、九州新幹線長崎ルート全区間JR20年運行。このことで、私は新幹線の着工は諫早市〜鹿島市間の在来線もJR九州直営でないと難しいと私自身のホームページで平成16年5月、12月、平成18年1月の3回に渡って、県やJR九州に、又関係市町村の方に対して述べてきました。県の新幹線推進室の方にも直接話をしてきました。問題は推進をしてきたリーダーのみなさんが、少し読みが甘かったのかと過ぎ去った時間、もったいなかったぁと振り返って残念でなりません。
権力で小さな市・町長の2人ぐらいは説得することが出来るとの読み、相手は選挙を通じての市民力を背景に命がけで反対を叫び、行動する政治家の信念が山を動かした底力に、私は逆に敬意を表したい。
佐賀県と長崎県とJR九州という大きな大きな山が2人の市長と町長に動かされたのですから、しかし、山は動いたけれど問題はこれからです。長崎市にとって諫早〜長崎市間は新幹線鉄道は本当に敷いてもらえるのか幻に終わるのではないか、未来永劫にわたって在来線のままで、先に武雄〜新鳥栖間のあの佐賀平野のトンネルもない在来線区間が武雄〜諫早間の新幹線鉄道の規格新線になるのではと不安になります。
その不安心配とは、九州新幹線長崎ルートの終着駅は諫早市になり、長崎市民は諫早乗換えになるのではと思うからです。なぜ、政府が、政権与党が武雄〜諫早ではなく終着の長崎市まで、新幹線鉄道規格新線の決定をしなかったのか、未着工区間の事業費は2兆円あまりが必要だといわれ、今後の財源確保が極めて厳しいと見られるのであればなおの事、終着長崎市までは今回の武雄〜諫早市までの同時間軸で決定されて欲しかったと強く思います。在来線全区間(この場合諫早市〜鹿島市)JR運行の記事を見て腹の座った政治家の姿勢がいかに大切であり、市民の幸せに直結するかということを学ぶことができました。いずれにしても、とにかく着工にこぎつけて、関係者の方々は安堵し、特に金子知事の喜びの顔が浮かびます。いいお正月をお迎えになられることに心よりお慶び申し上げます。
県庁舎を考える
金子知事が、県庁舎はこれまでの経過から魚市場跡地に新築移転を発表してから、マスコミをはじめ地域の方々、商店街の方々にとっては死活問題の視点から、反対を明確に打出し、反対運動が展開されております。
県議会は特別委員会を作る前に県下五ヶ所で公聴会を開催し、県民の声を聴きたいとしております。
県はこのような状況で県庁舎整備問題に関して懇話会を設けて、3回の会合を持ち、その間新しく建てられた鹿児島県、熊本県、佐賀県庁舎を視察したようですが、不思議なのは資料を読んでも何が何でも県庁舎を魚市場跡地に新築したいだけということがわかります。
今、国をあげて財政危機をどう克服するか、景気回復をする為にはどうしたらいいのかというのに、借金が一兆円ある本県が今県庁舎を368億の基金があるから問題ありませんと言っても、県民は納得するのでしょうか。
本当に政治とはこれでいいのでしょうか。
子供たちの安全の為の学校の校舎の耐震化は、全国で最下位の進捗状況、国の補助が増加してても地元負担は13%は持ち出しです。
市町立学校は市町村で建設するのは当然でしょうが、財政難であるから全国で最下位なのではないでしょうか。
さらに漁民は油が高く、海に出られない、農家も同じ環境にあり、働く労働者の日々の生活苦、中小の企業・商店街も銀行の融資もままならず、本当に本県の状況は最悪です。福祉に医療に教育に基金を回して欲しいと思う県民の気持ちがわかる今の長崎県です。
こんな中で、県庁舎を建てる為に埋立地も完成したから、予定通り移転新築したいでは政治不在、行政不在ではないでしょうか。
社会の変化を見極め、それに対応することこそ政治の責任だと思います。
9月4日の長崎市議会で田上市長が県央地区の県庁移転は、反対であるし、県庁舎の移転地を魚市場跡地と答弁したのも埋め立ての際、県に同意をした経緯から、述べたものと理解し、市長自ら又長崎市として、県庁舎が県民の世論とし、現在地に立替えるとなれば、それは又賛同出来ると受けとめられる市長の答弁だったと思います。
田上市長もメンバーである懇話会の代表者の方々をみるとそれぞれが各業界の代表者で、今生活に苦しみ、一生懸命に努力している県民の方々、仲間の生活を理解している代表の方がこの財政難の中で県庁舎を新築移転してくださいと言えるのかどうか、又市町村長の代表の方々もおられますが、県庁舎の移転について県内13市長さん方の内訳は、長崎市4名、県央地区7名、保留が2名となってます。
しかも大切な意見として、道州制を見据えて5市合併まで話が出る中で、懇話会に出ている代表の方々は、どんなまとめが出来るのでしょうか。一番問題はこれ程重大な問題を長崎市にとっても県庁の移転は、その街、その都市にとっては、街づくりとして大切であるのに県は、県庁舎整備検討委員会(委員長立石暁副知事)が2月20日に決めた内容を2月21日長崎新聞の一面トップで県庁舎移転新築を決定したと掲載されてはじめて関係者は勿論、県民の方々も知ったと思います。少なくとも発表前に、最も関係のある地元の長崎市や市議会に正式に話しもなく、新聞を見て初めて状況を知ることになり、担当の副知事の役割は県下の市町村や、議会、団体への根回しであって、それをしていたら、この県庁舎についても違った展開があり、金子知事の足をひっぱることはなく、県政にとっては大きなマイナスにならないで、良かったのではと思います。
道州制が施行されることが新しい国づくりになると経済界の本県のリーダーも積極的に推進し、10年のスパンぐらいで九州道が実行できればといってます。
道州制が実施されると県議会棟はいりません。
長崎市と合併した町村の役場は、今長崎市の旧町村名の行政センターの名称で呼ばれています。
道州制が実施された場合、県庁舎は、長崎地区行政センターになるのではないでしょうか。
いづれにしても、道州制が何年後かには実行されるのであれば、今の状況下で、最小限度の金子知事の心配する耐震のみをクリアする方策をみなさんで考えてあげてはどうでしょうか。
いろいろと社会の変化をみると何故金子知事さんはそんなに急いでいるのかな、もう少し時間軸でいけば一年半後には知事選があり、4選された後にゆっくりとそれこそ選挙の公約の一つとして、今取上げている県庁舎の魚市場跡地への新築、そして現在地をどうするかを具体的に県民にお示しになられても決して遅くはないと思います。
しかしながら、最近の知事の行動、発言は、4選をしないのではとも思われますし、9月3日の西日本新聞の金子知事「わかっていた」の見出しの記事は、これまで県政与党の民主党を批判しており、だから、現役知事のときに決定し、業者も決め、着工までを自分の手でと思っているのではないかとも考えられますし、それとも、まだ他に急がねばならない理由があるのでしょうか。
いつ地震があるかわからないからと対策本部になる現在の県庁舎では、だめだから急ぐのだというのであれば、明日にでも新しく建てられた教育庁に関係機関を移し、6度強の地震に備えるべきであります。
現在のままで数年過すのであれば、急ぐ必要もないと思います。
それから、現在地に建てる場合、仮庁舎に70〜80億のお金がかかると申しておりますが、長崎県立長崎南商業高校、長崎式見高校は空いており、3年後には野母崎高校も空くことになります。
これだけの校舎を利用すると家賃は無料ですみます。
又、現庁舎はタコ足状態で民間ビルの借り上げ費用は2億円かかるそうですが、今すぐにでもこの学校の旧校舎に移転すると、家賃は要りません。これが政治であり、行政の知恵だと思いますがいかがでしょうか。県議会の良識に期待するところ大です。
本当に財政が厳しいと、そこまで公務員として全体の奉仕者として、茂木の南商にも式見にも野母崎まで教職員も仕事に通っていたことを理解できれば、現庁舎の建替えの間、家賃が無料の校舎跡地を、県の職員の方々も御協力いただけるのではないでしょうか。懇話会の視察地の一つに、この旧校舎の視察も加えて欲しいと思います。
いづれにしても、今年決定し、来年度は業者の選定を行い、一年半後の知事選前に着工は時間的にも無理と思いますが、財政厳しい本県の為に熟慮くださいますよう、金子知事にお願い申し上げます。
バイオラボ鰍アれはなんですか
長崎県は台湾を無視しても中国と交流を深めることを大切に考えているようです。長崎の為だけにある中国領事館の存在が長崎の立場をこのようにしているのだろうと考えます。
それならば「日本長崎フェア」等を開催して長崎県の経済の活性化、観光の発展に尽力する涙ぐましい努力は多としますが、中国に対してバイオラボ鰍フ対応をどのようにしたのか尋ねてみたい。
 バイオラボ鰍ノついて
長崎県で今大きな問題になっている金子知事が理事長を務めている「財団法人 長崎県産業振興財団が512株を持ち、6,000万円を出資し、さらに長崎県が4000万円を補助している。
(長崎市は約9,000万円の補助)
バイオラボ鰍ヘ、平成16年に長崎発日中共同体制のもとで創薬研究に大きく貢献、中国との研究関係も着実に構築されているように見受けられ、ほぼ適切な研究計画との理由でベンチャー企業として採択された会社でした。
それだけに大学発ベンチャー企業として長崎県は大きく期待し、支援してきたのでした。
 知事議会で報告
平成17年の県議会で金子知事は16年度に採決したバイオラボ鰍ヘ新薬開発研究の受託事業を立ち上げまして、平成18年9月期には、3億円の売り上げ目標、中国と長崎の研究所が本格稼動する平成20年には、10億円の売り上げを見込んでいると述べております。
その平成20年10月14日には、長崎地裁で破産手続きが開始決定され、知事の報告はなんだったんだろうと、このあまりの格差に、その原因がどこにあるのか、知事はすべての責任は自分がとると記者会見で述べておりましたが、その責任の内容まだ説明されておりません。
平成18年3月に、県の産業振興課長は、バイオラボ鰍ニいう会社は中国浙江省において、既に大型動物である猿を使ったいわゆる新薬の開発の臨床実験をやる大型動物の受託事業に取り組んでおり、全国的に注目されている事業といっております。
さらにバイオラボ鰍ヘ中国浙江省で研究所の建設に着工し、この夏より一部共用開始する予定のほか、長崎研究所の設置に向け、検討を進めているとも述べております。
平成18年6月には、県の企業振興・立地推進本部長は、バイオラボ鰍ノついて現在中国で建設中の研究所に加え、4月には長崎市内で取得したビルの業務を開始したことを議会に報告しております。
バイオラボ鰍ヘ、平成16年度長崎県大学発ベンチャー創出事業助成申請書を県に提出し、採用されたのですが、その申請の計画で設備投資の内容は上海研究所は1億1,871万円、長崎研究所は、1億6,129万円、合計2億8,000万円の内容が提出されておりました。
 長崎上海事務所の存在
それが、平成20年10月代理人の弁護士から入手し、県が作成した資料では、長崎本社5億2,195万5千円、中国研究所は7億6,700万5千円と、当初の計画から膨大な設備費がかかり、破産申立の報告書を見る限り、中国研究所の建設申請の前に、中国への企業の進出の実相を長崎県の上海事務所はどのように把握し、バイオラボ鰍ノ対しては勿論のこと、民間企業の進出の際も、説明をする等して、長崎県の上海事務所の設置の目的を充分に果たしていたのかどうか、本県は中国との交流については信頼と安心を持っており、バイオラボ鰍フ進出を見るかぎり長崎総領事館のみなさんに迷惑をかけたようなもので、これでは中国にしてやられたとの思いと同時に本県と中国との交流とはこの程度のものだったのかと残念でなりません。
中国が決して悪いのではなくて、本県の知事をはじめ関係者が中国の実態をあまりにも知らなさすぎることと、公金とは何かというそれに対する責任のなさが、バイオラボ鰍フ失敗につながったのではないでしょうか。かつて本県の第3セクターとして経営されていた潟Tンセットマリーナという赤字会社の社長を副知事が兼任していたのですからおして知るべしでこれも結局倒産したのですが、企業経営においては素人と思われる大学の教授がこの厳しい経済環境下に研究員ならいざ知らず社長とはとんでもない話ではなかったのではないでしょうか。中国でないと動物実験はできなかったのか、日本国内ではなぜ出来なかったのか、何か、国内では法規制等があって出来なかったのか、その理由も知りたいものです。
 李下に冠を正さず
又県議会で長崎本社の建設は某建設が請負ったと発表しておりましたが、平成19年9月30日現在の資料では、76名の法人・個人を含め、株主がおりますが、その株主の法人の一社に、某建設が40株1,000万円を持ち、社長個人で8株200万円の株を持っております。平成20年10月には、二社の建設業社が株主としておりますがこの本社ビルの入札の際は一社で、この時点で、この株主の中にほかに建設業者の方がおり、お互い入札に参加し、一番安い入札額だったから某建設が取ったのであれば理解できるでしょうが、建設業界で唯一人の株主の某建設が請負ったとなると、何か割り切れないものがありましょうし、この長崎本社ビル購入、改装費が最終的に当初予定より2億円多い5億1,000万まで膨れ上がったことも破産への大きな原因になったのも事実でしょう。
こうした一連の問題について金子知事はどんな結論をお出しになるか注目したいと思います。
又長崎県立大学がこの程度の教授をそのままにして本人も辞表を出す姿勢を持たないのであれば、理事会がどう対応するのか、大学の信頼、それは入学に就職にと、学生に大きく影響するだけでなく本県の財政にも響くだけに、注目したいところです。
ただし産学官の連携は大切であるし、ベンチャー企業の育成は時代の要請でもあり、それに応えることは行政の責任でもあり、バイオラボ鰍フ失敗で萎縮することなく反省の上、更なる産業の創出を期待している。要は行政の冨の創出の為に政治の役割が大きいだけに、政治家のリーダーシップを強く感じる。
今ひとつ、こうした県政の主要課題、県庁舎問題を含め、県議の個々の発言、行動は見えても公党である政党の姿、県選出の国会議員の姿が全く見えないのはどうしたことか、この大恐慌の中で県庁舎を建てる基金があるからと知事は云っているが、総選挙の前にぜひ県民に対してご意見を発信してほしいと思います。