みなさまには新しい年をお健やかにお迎えになられたことでしょう。心よりお慶び申し上げます。
私も、みなさま方の変わらぬ御支援を賜わり、家内、長女ますみ、長男真五は新しい家庭を築き、共々、お正月を迎えることが出来ました。心より感謝致しております。
新しい年の本県はどのように進展していくのか、娘ますみと勉強しながら見ておりますが、政治も経済もきわめて見透しが暗く、金子県政2期目の最後の年だけに大きな期待をしております。
今年は戦後60年。貧しかった日本の姿を知る人から見ると、いかに先人が日月火水木金金で働いてきたかがわかりますし、そのおかげであることが理解出来ます。その為に今では、休日が増えて1週間は火水木金の4日間といわれて、3連休に(土日月)なったり、祝日が日曜日と重なると、月曜日に代休になるので、このように言われるのでしょうが、福祉が充実し、他国にも経済援助できるのですから、休日が増えてもいいのでしょうが、その割には多くの国民がこのままで日本はいいのかな、大丈夫かなと感じているのは何故なのでしょうか。
日本漢字能力検定協会が平成7年から実施しているその年1年の世相を象徴する文字が、昨年(平成16年)は、12月13日に京都の清水寺で発表されましたが、「昨年の漢字」は「災」でした。これは、昨年は最多の10回の台風が上陸し、ニュースは中越地震が連日放送され、又、毎日のテレビ・新聞は、幼児虐待や子供同士の殺人事件、等を憂い、世相が「災」を多くの国民が応募したのではと思われます。
国、地方合わせて700兆円(前年度比3.5%増)の借金をかかえている日本です(長崎県は1兆円(前年度比3.3%増)の借金)。1兆円とは毎日毎日100万円づつ使っても約3000年かかる額です。3000年の歴史を考えると気の遠くなる時間です。豊かさの生活の中に、このような借金をかかえている日本はこれからどのような戦略を持って、国民に夢を与えることが出来るのか、地方分権の時代といわれるが、外交、防衛、教育、税については、政府が責任をもってこれにあたらないと国民はハコ舟に乗らざるをえなくなるのではと思われます。
戦後60年の節目は政治の時代にしなければならないのではないでしょうか。
そして、この60年間、安閑として見過ごして来た問題点について、領土問題(北方4島、竹島、尖閣諸島)、拉致事件、憲法改正,教育基本法改正等に政治家が面と向かい合ってその解決に勇気をもって取組む一年であってほしいと思います。
国民の一人一人は生活に追われて必死に生きています。こうした国民の期待に応えて、政治家が、経済界のリーダーが、今何をしなければならないのかを真剣に考えて、行動して欲しい一年であることを念じております。
この一年みなさまのご多幸をお祈りして新年のごあいさつといたします。
平成17年元旦
「竹島の日」制定について
 3月5日は啓蟄(けいちつ)でした。しかし、ここ数日は長崎ではめずらしい3月の雪まじりの寒さは、一度土から顔を出した虫達も、首をひっこめているのではと思われます。
多くの知人の方が、今年は久しぶりに風邪をひいたよとの話を聞きますと、おかげで元気な毎日を過ごしている私は、健康な日々に感謝しております。
虫が首を出してひっこめることはあっても、外交だけは首を出したり引っ込めたりではどうなんでしょうか。
私はこれまで領土問題に関心を持ち、あらゆる機会に竹島についても話をしてきました。
今回の島根県議会の竹島の日制定の動きは、今の日本国内の環境からすると、とても勇気のある行動であるし、これまで地方議会に席を置いたものとして、心から感動いたしました。
 竹島の日制定の条例案が、議員(県議38人中35人)の提案として提出されてからの日本のマスコミおよび外務省の動きは、北朝鮮の拉致問題をみても少しおかしいかなとは思っていたものの、この竹島の日制定に対する外務省は、一体何処の国のと考えさせられます。
ご丁寧に外務省は、韓国側の強い反発を説明する文書を送ったり、町村外務大臣は細田官房長官に対し取り立てて今やる必要があるのだろうかと、この大臣何を考えているのかと思います。
しかし、この町村外務大臣は平成9年、12年、13年と文部大臣を務めており、この大臣が今の中山文部科学大臣のように「ゆとり教育」を見直すことをやっておれば、あるいは学校5日制の完全実施に取組まなければ、今のような教育界の混迷は少しでも回避されたのでは、と思うと残念でなりません。
この町村外務大臣は「保守の論理」凛として美しい日本をつくるとの著書を出版したようですが、この大臣の言う“凛”とはどんな“凛”なんでしょうか。
これまで政府が、外務省が実効支配された竹島についてその韓国に対して抗議を繰り返すだけで、それこそ凛とした態度に一度も出なかったから地方議会、島根県議会の皆様が国の対応に対する不満が爆発したのではと思い、3月16日の本会議の決定に、その行動に喝采を送ります。

もともと竹島は、1905年(明治38年)に日本国領土となり、明治38年2月28日島根県告示40号によって島根県に所属し100年になります。
韓国は、1952年、昭和27年に当時韓国の李承晩大統領が「李承晩ライン」を強引に制定し、領有権をはじめて主張し、その後李ラインは消滅した後も、1954年より警備隊を常駐させ、ヘリボートや灯台の建設をやり、実効支配して今日に至っているのです。
仲良くしてヨン様もいいでしょう。しかし、領土をとられて日韓国交正常化40周年にあたり「友情年」が2005年にやってくるから、日韓関係を考えると竹島でさわぐのは好ましくないと外務省首脳は述べているそうですが。
日本の外務大臣をはじめ外務省の首脳と自ら考えている人に、韓国の播基文外交通商相の爪の垢を煎じて飲んで欲しいと思います。その通商相は今回の竹島問題に対して「これは我々の国土、主権にかかわる問題だけに韓日関係よりはるかに上位にある概念だ。我々は、国土守護というレベルから断固として対応する方針だ」と述べており、また教科書検定に対しても意見を述べ、韓国政府としては「一律的な対応よりはその立場を鮮明にし、韓国国民が納得出来るようにしたい」との考え方を示しております。
それに対して日本はどうでしょうか。これまでの日本政府の北朝鮮による拉致事件に対する姿勢にしても靖国神社、歴史教科書等に対しても、これまでの1,2の総理大臣の姿勢等は本当に残念でなりません。
今回の竹島に対する島根県議会の行動を47都道府県の1県だけの問題とせずに、各都道府県全体の問題として領土問題だけに考えていただき、各都道府県議会で、すでに北方領土問題の日が制定されているだけに「竹島の日」制定に向けてのご努力をお願いしたいものです。
この3月は卒業式、4月は入学式と子ども達にとっては大切な季節です。
この子ども達に、もうそろそろ教育の中でも、家庭でも、社会でも、国とは・公とは等、個人の尊厳と同じようにそれ以上に大切であることを教える時代がやって来たのではないでしょうか。
最近の事件を見ると本当に、みんなで考えないと子ども達は日本という国に対して、誇りも信頼ももてないで不安だけが募り将来に夢を持てないのではと思います。
竹島問題はその点、立派な教材になったと受け取って、国民が等しく見つめていく必要を強く感じます。
娘ますみと寒さに負けず事務所を拠点に走り回っております。
事務所にお立ち寄りいただき、いろんなお話しをお聞かせ下さい。
みなさまのおいでを楽しみに待っております。
平成17年3月
今の世相を憂えて
五月は、緑のとても美しい季節で新芽が少しずつ大きくなり輝きを増して来る様子は、四季の中でも一番なのかなと思います。
五月四日がみどりの日になったことは、これまでのなんとも理由を着けがたい五月四日のお休みが、憲法記念日、みどりの日、こどもの日と名実共に3連休になったようです。
昨年の子どもの日も、少子化の中でさらに人口減が続いていることを記し、小児科が子どもの減ることに合わせて減少していることに意見を述べてみましたが、今年も総務省の発表では、15才未満が1,765万人で15万人減っており、これは24年連続の減少で真剣に少子化対策を考えないとこれからの日本はどうなるのかと思います。本県は15才未満の子どもの数は21万8,000人で、前年に比べて5,000人減。1955年(昭和30年)県内の総人口に占める割合も、55年の37.0%から14.7%に下がってしまっている。
県の担当課は「子育ての経済負担や女性の晩婚化などで、子どもの減少に歯止めがかかりそうもない。」といっていますが、やはり政治の政策の中で少子化問題を解決する以外にはないでしょう。
さて今、政治の中で最も大きくマスコミに取り上げられるのは、郵政民営化の問題であり、日・中・韓の歴史認識の問題である。
前段の郵政民営化は、公社になって5年もたっていないので、そんなに急ぐ必要はないと思うけれど、これはおそらく小泉総理の政治信念で総理になったのだから、今やらないと出来ないとの思いから、たぶん民営化されるでしょう。本当にこれを廃案に追い込むだけの反対を叫ぶ議員は党を分裂してでも、自民党を除名されても反対をやる決意があるのか、唯それだけでしょう。議案として政府から出た以上は、まあまあ、なあなあで、一応反対したから格好はついただろうぐらいで、結局は賛成するだろうと思っていますが、反対している政治家の信念とやらを楽しみに見届けたいと思います。
問題は、後段の中国との外交についてであります。
長崎は中国人が多い街
私も長崎で生まれ育ったのですから、多くの中国や韓国の知人友人もいます。
個々の人達はとても良く理解できます。これからも仲良くしていきたいと思っていますが、国対国になると話は変わって来ます。
長崎の総領事の王さん御夫妻はとても紳士で国際人としてのマナーも心得ておられますし、何度か領事館でもお会いすることもありましたが、個をはなれ、公の総領事となった時は、その立場の発言しか出来ませんから、大変だろうと思います。
お互いが理解するにはもめるような発言はこちらからしないで、相手の立場を理解することが最善な友好の姿勢でしょう。
唯、これからも真の友好を日本と中国あるいは長崎としてでもいいでしょうが、相手の言うことだけを聞くだけで本当に友好な関係が持続出来るかどうか、井戸を掘った人の恩は忘れないという大国の人達とはもうそろそろ本音で語らないと、薄っぺらな友好で終りはしないか心配です。
日本と中国の間はこれまで、支那事変(日中戦争)と大東亜戦争との戦いで、民主化された日本と共産党一党支配が続く中国との間は、昭和47年9月の日中共同声明、つづいて昭和53年10月に発効された日中平和友好条約で永い冷戦の状態から雪解けとなり、今日を迎えたはずなのに、平和条約を結ぶということは過去のいやなことは一切水に流して、将来を見据えての約束でないと友好条約は成立しないはずですが、ことあるごとに歴史問題を持ち出し、靖国参拝をいうのは、あまりにも両国間で交わした条約の重みを理解していないのではと残念でなりません。日本の中には、中国が言う井戸を掘った人もいるわけですから、もうここらで大人の国になって欲しいと思います。
靖国問題について少し記してみると、A級戦犯のことになりますが、私の兄も妻の父も、第2次大戦で戦死しています。私共遺族が戦犯と一緒に葬られるのはいやだというのであれば別ですが、戦犯にA級B級C級とおられ、14名のA級だけでなく、多くのB級、C級にも今のままの中国では、A級が終わったら次はB級、次はC級と未来永劫に渡って時の権力者の判断でどうにでもなるのではないでしょうか。
53年の日中平和条約の発効された翌年も、時の大平総理は4月21日と8月15日と
11月に参拝していますし、条約の発効前までも、多くの歴代総理は靖国に参拝しております。平和条約の締結される時も、歴史問題も靖国参拝も何等触れないで、その時々の政権の政治に利用されていいのかどうか、多くの中国の人を知っているだけに本当に残念でなりません。
小泉総理は、日中平和条約を締結させる為に努力された日中の先人達の努力に報いる為にも、今年も靖国に参拝するべきでしょう。
当時の日中平和条約を結んだ両国の政治家はそれぞれが、大政治家同志であり、日中間の醜い歴史に固いふたをして新しい流れ、友好を期待したと思われます。それを自国の体制を維持する為に、日本を標的にすることが正しいのか、これからの歴史が示してくれるでしょう。
日本も3兆円に上るODAを出し、謝罪を続けるおろかさをもうここらで返上することが第一で、北京―上海間の新幹線にODA(政府開発援助)を付けてまで協力する必要があるのか、相手が高度な日本の新幹線技術が必要であれば、ODAがなくてもお願いに来るでしょうから、よしんばこなくても、いろんなリスクを考えるといいのではないでしょうか。真の友好は、本音でないと後の子孫が困るのではないでしょうか。
両国の大政治家に期待してやみません。
平成17年5月
総選挙を振り返って
太陽がさんさんと輝く夏は大好きな季節ですが、それでも今年の残暑は厳しいもので、お宮日も終わって秋たけなわの今日でも、まだまだ事務所は冷房を付けないと過ごせない暑さです。
皆様には如何お過ごしでしょうか?
先の総選挙の時には、娘「ますみ」は石原のぶてる代議士の事務所でお手伝いをし、真っ黒に日焼けして長崎に戻って参りました。
自ら政治家を志しての日々の生活の中で、選挙のお手伝いもこれまでとは異なった目線で見ることができたと、勉強になったことを話しておりました。
さて、今回の総選挙、お見事としか言いようのない戦略で、小泉総理は大政治家としての地位を築かれましたが、逆に、これまでの総理経験者には解散するだけの器量もなく、資質に欠けた指導者に導かれた国民の不幸を、強く感じてなりません。
一億円の献金問題でも対応の無責任さに、いささか寂しさを感じるのは私だけでしょうか。総選挙の大勝利はそれこそ自民党の勝利ではなく、小泉総理ご自身の力量が大きく光ります。大派閥の会長として君臨された方々が小さくかすみ、二〜三流の政治家と言われていた小泉総理の政治姿勢は、靖国参拝をとっても主権国家の総理として、実に立派な態度であると感銘を受けております。後は憲法改正、教育基本法の改正を見事に成し遂げてほしいと思います。
但し、隣国から何か言われるとすぐに狼狽えるような方々が、憲法改正に取り組んでいるだけに少し心配になりますが、しっかりと指導力を発揮して、後生に誇れる立派な憲法に改正してください。
ただこの度の選挙で少し残念なことは、日本の将来に必要とされる平沼氏や亀井氏等の政治家が、自民党政権のもとにいないことが気がかりです。
一寸先は闇と言われる政界ですから、こうした有能な人材が必ずや働ける日が来ることを期待してやみません。
いずれにしても小泉総理、貴方はすごい方です。これから先も期待を込めて政治を見ております。
平成17年10月
寒中御見舞申し上げます。
今年も自然災、人災も多く、特に子供達の命がことも簡単に失われている事件には、本当に胸が痛くなります。
私は意見・主張の中で、愛情の不足した中での教育ではと、学校教育に対して少し述べておりますが、家庭教育の中でも、ご両親が子供をどのように守るかという視点が欠けているように思えます。個人情報が法制化された為に、学校での学級名簿が連絡簿化し、それも少人数ではどうしようもないようです。
少なくとも、地域全体で子供を守って欲しいと個々の親やPTAが本当に思うなら、ちゃんとした名簿、親の名前、住所、電話番号、勤務先、子供の名前、兄弟の名前ぐらいは、きちっとまとめた名簿を親同士が持ち合って初めて、お互いが知り合い、安心が出来るのではないでしょうか。
お友達の家庭のことを少しぐらいは知って、初めて安心してお付き合いも出来るし、今のままでは唯、事件が起きることのみを想定して、あまりにもお友達同士、学級内の交流が閉ざされた状況では、真の地域内交流もないのではと思います。私共は無人島で生活しておりませんから、子供はこの世に誕生するとすぐから、保育園で集団の中に入り、そして小学、中学、高校と成長していきます。
その中でいろんな人達との出会いがあり、交流が始まるのですから学校も親も少しは迷惑な電話があったり、文章が送ってきても、これは人間社会の中では仕方がないと思わない限りは、自分たちの情報は教えません、しかし自分の子供は守って下さいでは、いかがなものかと思います。私自身、PTA、育成協の会長を経験してきましたから、当時の親も学校もそれなりの名簿をそなえて全体で子供を守るという責任がとても強かったと思うのです。よく、時代が変わったからと一言で片付けますが、犯罪が増えれば、それだけにクラスで学校で、お互いを知り理解するところから始まらなければと思いますが、いかがですか。
私は先に、透明人間のいる教室とのテーマで意見・主張を致しましたが、それを読んだ何人かの方から、親も学校ももう少し自信を持って進まないといけませんねとのお話を聞き、少し安心しました。
家庭自身、親自身、が殻に閉じこもっていて、子供をのびのびと育てたいとか言ってみても、親を見ていると小さく殻にこもってしまうのではないでしょうか。
個人情報などといって、少人数の電話だけの連絡簿に変わりましたが、過去の先輩たちの名簿のような名簿を作成した場合、どんな被害に遭うのでしょうか。今だけではなく、全員の名簿があった時代も、犯罪者はいたし、業者もいたのです。しかし、それに対応する学校も親も責任を持ってそれに対応していたから問題はなかったのではないでしょうか。
本当に子供を守りたいのであれば、子供の通っている学校、又地域での子ども会をお互いが信頼し、安心して交流できる環境を急いで作ることです。
今年の世相を象徴する漢字は、「愛」でした。清水寺の森貫主は「これまでにない明るい漢字、世の中に愛を育ててもらえるよう心を込めて書いた」と言っています。
今一度、愛の欠落した環境では子供は育たないということをお互いが噛みしめてみなければと思います。来年は、子供の殺人事件、自殺、虐待等のない年であることを祈らずにはおれません。
この一年いろいろとご教示ありがとうございました。
新しい年の御多幸をお祈り致します。
平成17年師走